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昨年全国大会で初勝利を収めた香川県立高松北高校のラグビー部。主将はせとうち留学の制度を利用して入学した=2023年12月27日、大阪府東大阪市、内海日和撮影
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 全国から香川県内の公立高校と県立中学に通う生徒を募集する制度「せとうち留学」が始まって4年目になる。利用する生徒は増加傾向で、これまでに150人以上にのぼる。県教育委員会はさらに受け入れを進めようと、新たにコーディネーターを採用した。

 せとうち留学は、県外に住所がある場合でも、県内に下宿するなどして高校に通うことができる。県教委が策定した「魅力あふれる県立高校推進ビジョン」の一環で始まった。

 生まれ育った環境の異なる、県内外の生徒が交流することで、互いに刺激を与えあい、今後の成長につなげるのが目的。関係人口を増やし、地域活性化も狙う。

2021年に始まった「せとうち留学」。留学生は年々増加していますが、課題もしばしば。後半では、せとうち留学の効果と課題について紹介しています。

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